今年2017年2月9日(木)~12日(日)※10時~20時まで開催の、スマホを中心としたモバイル機器の展示即売会「タイランド・モバイル・エキスポ2017」に行って来ました。場所は、これまで同様、MRT(地下鉄)クイーンシリキット駅前のクイーンシリキット・コンベンションセンターです。
今回行って感じたのは、タイは不景気が続き、タイのモバイルユーザーは、ブランドよりも、コストパフォーマンスにこだわる意識が高まっていることです。
例えば、タイに本格進出したばかりの中国のスマホメーカー・ZTEのブランド『Nubia(ヌビア)』のように、販売価格に比べて性能が高いスマホメーカーのモデルを購入するユーザーがかなり多かったですね。同様に、LENOVOのファブレット『PHAB 2』のように、最新型ではないもののイベント会期中のみの限定価格で販売されているモデルも人気がありました。
その一方で、コスパの良くないソニーのエクスペリア、バッテリー爆発で信用を失ったサムスンなどの存在感の無さが気になりましたね。
▲コスパの高さで、中国のスマホメーカー・ZTEの『Nubia(ヌビア)』ブランドの人気が目立った。
日本でも人気の『ASUS(エイスース)』は、ZenFone 2シリーズまでは日本よりタイの販売価格のほうがかなり安かったのですが、ZenFone 3シリーズからは、日本と似たような価格で販売されており、機種によっては日本で購入したほうが安いように感じます。
▲ZenFone 3 Maxの新色「ローズピンク」を発売。
同様に日本でも人気のファーウェイに関しては、ファーウェイが日本市場でもシェアを獲得するため、日本ではMate9などは戦略的な価格が設定されているため、明らかにタイの販売価格のほうが高いです。
以下、会場で気になったスマホを紹介します。
■Nubia
▲6インチ・フルHD液晶ディスプレイ(解像度1080 X 1920pixel)、Snapdragon 652オクタコア(1.8 GHz)、RAM:4GB & ROM:64GB、大容量バッテリー4000 mAh搭載で、約29,000円。日本語対応。
▲大容量バッテリー5000 mAh搭載、5,5インチ・フルHD液晶ディスプレイ、RAM:3GB & ROM:64GBで、約19,360円! 日本語対応。開催2日目には、すでに売り切れ。
■Wiko
▲5,5インチ・iPS HD液晶ディスプレイ(解像度1280 X 720pixel)、RAM:3GB & ROM:32GBで、1.3 GHzクアッドコア、大容量バッテリー4000 mAh搭載で、約18,390円。日本語対応。
■ファーウェイ
価格が結構高いため、2年間保証で安心感をアピールしていました。
▲日本未発売の、メイト9のポルシェデザイン・モデル。価格は約16万1,270円! 会場で購入可能ですが、ショーケースの中に入れた状態での展示。
▲日本未発売の、メイト9の上位機種「メイト9プロ」。約90,170円。
■Lenovo
▲MediaTek製1.3 GHzクアッドコア、3GBメモリ、32GBストレージというスペックで、6.4インチIPS HD(1,280x720ドット)の液晶を搭載。日本語対応。約19,360円。
自分は昨年見に行きまして、今年も行きたかったのですが航空券が高すぎて断念しておりましたのでレポート拝見できて嬉しいです。
今年は在庫処分品のたたき売りとかやってなかったのでしょうか。去年まではまだwindws phoneとかがわんさかありましたが、春くらいからまったく見かけなくなりましたがもうないんでしょうか。
コメントありがとうございます。
> 今年は在庫処分品のたたき売りとかやってなかったのでしょうか。
2017年1月5日(木)〜8日(日)に米国ラスベガスで開催されたCES 2017で展示されていた新機種や日本未発売モデルも発売されていましたよ。
今回紹介した機種は、個人的にコスパが高いと感じたミドルクラス中心のラインナップになってしまったので
「今年は在庫処分品のたたき売りとかやってなかった」ような印象を受けられたのではないでしょうか。
Windws phoneは今回見かけませんでしたが、もしかしたら、ワゴンで在庫処分品のたたき売りをしていたかもしれません。
タイのスマホ事情は、タイ関係の話題やニュースを広く扱う当ブログより
スマホに特化して、今回のタイランド・モバイル・エキスポも取材されていた「phablet.jp (ファブレット.jp)」さんのほうが詳しいと思います。
貴重な情報ありがとうございました!教えて頂いたサイトも拝見させて頂きます。