
長引いたコロナ禍でタイでも各業界が打撃を受けました。不動産業界もそうですが、それでも、地価の上昇は続いているというニュースが地元メディアのバンコク・ポストに紹介されていたので一部をご紹介します。
第3期は0.5%上昇
「不動産情報センター(Real Estate Information Center=REIC)」のヴァイチャイ・ヴィラットカパーンさんによると、今年の第3期のグレーター・バンコクの地価
の上昇は0.5%だったそうです。
コロナ禍の中でも上昇が続いているのが驚きですが、しかし、コロナ禍前の2015~2019年時の平均4.1%の上昇に比べるととても低い伸びにとどまっていると言います。
BTS延長路線上が人気
ちなみに、最近、地価が特に上がっているのはBTS(高架鉄道)の路線延長で新しい駅が出来た地域です。例えばファランポーンとバンケーを結ぶブルーラインのノンケームやバンケーなどです。これらの地域の地価は4期に渡って上昇を続けています。
またバンコク文化センターからタリンチャンまで続くオレンジラインのバンコクヤイ、バンコクノイ、クロンサン、プラナコーンも地価が上がっています。
コロナ禍でシャッターを閉じてテナント募集になった店が多くなる一方、コンドミニアムの建設はバンコクの街のあちらこちらで続いていますよね。
朝や夕方、こういった工事現場へと向かう移民労働者をギュウギュウ詰めにしたソンテウをよく見かけます。
様々なビッグプロジェクトも進行中
またバンコクの近代化の象徴とも言えるビッグプロジェクトも色々と進行しています。
TCCグループが中心の「ワン・バンコク」はラマ4世通りの16.7ヘクタールの広大な敷地に商業ビルやコンドミニアム、公園などを集めた総合複合施設で、2022年に第一段階のオープンが予定されています。
またCPN社がデュシト・ホテルの跡地に建設中の「デュシット・セントラル・パーク」はホテル、高級居住施設、ショッピングモール、公園が揃います。
そして、バンコク郊外にある大型ショッピングモールの「メガバンナー」が「メガ・シティ」という更なる大きさの商業スペースへと改造中です。ショッピング、エンターテインメントなど様々な施設が入る670億バーツ(約2,10億円)を投資する一大プロジェクトです。5つ星ホテルやオフィスビル、5万棟ものコンドミニアムなどの居住施設、展示イベント施設や会議場、学校なども作られる予定です。
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