一昨年2016年12月、バンコクのプラトゥーナムにオープンした「ネオン・ナイトマーケット」。当サイトでも以前にご紹介しましたが、ここで起きた事件が物議をかもしています。
中国系タイ人のSuthaporn Lee さんが、ここを訪れ、一軒の屋台でパッカオムークローブ(カイラン菜と揚げ豚の炒め)を注文したところ、150バーツ=約520円を後で請求されたのです。通常の屋台での3~4倍の値段です。
「請求書を見て驚きました。店員に、これ本当の値段なの?と聞くと、彼はそうだと言いました」とSuthaporn さんはその時の事を語っています。
「メニューには料理の写真だけで、値段は書いてなかったんです」
Suthaporn さんが、この事件をフェイスブックに書きこんだ後、現地のテレビ局が問題の屋台を直撃。そして、150バーツは外国人価格だったことを白状しました。店主によると、屋台のスタッフがSuthaporn さんを、このマーケットに沢山訪れる中国人観光客と間違えたそうです。ちなみに、本当の値段は80バーツ=約280円でした。それでも無茶高いですよね。
この告白の後、店主はSuthaporn さんに対し、払い過ぎた分を返すと言ったそうです。
「でも、彼女は拒否し、もうフェイスブックにアップしていたわ。ここのレント代がどれだけ高いか知ってるの?もう、この件については話したくないわ」
と反省はおろか、逆切れ。その上、店主はタイ人価格が書かれたメニューはないが、要求されれば、タイ人価格を伝えるというバカな事をインタビューで述べました。
当然、ネットでは店を非難する声が殺到。
「タイ人であろうがなかろうが、値段は同じであるべきだ」
「何故、こんな事をするのか理解できない。私たちは外国人観光客のホストという立場の筈。良い経験をして貰い、タイの良さを自分の国の友人たちに伝えて欲しいのに。政府はこの事件を重く見るべきだ」
こういった声を受け、政府は調査に乗り出しました。この屋台の店主が有罪になった場合、最高7年の懲役(及び・又は)最高10万バーツ=約34万7千500円の罰金になります。
観光で来られる皆さん、料理を注文をする時は必ず値段をお店側に確認してください!今はネットの時代ですから、検索すれば適正な価格はすぐ分かると思いますので。
Source:Amarin TV,Coconut Bangkok
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