「お義母さん!シクシク(涙)」
「どうしたんだい?息子と喧嘩でもしたのかい?」
「彼が死んでしまったんです!」
「えっ!」
「彼は癌と喘息を患っていて、急に息を止めてしまったんです」
「でも、この前に会った時は元気そうだったけど・・・」
「お義母さんに心配をかけないよう、無理をしていたんです!」
「そうだったのかい…」
「そちらに遺体を送りたいのですが、お棺を買うお金も、車を雇うお金もなくて(涙)」
「分かったよ、じゃあ、お金をかき集めて送るから!」
悲しみにくれながらも母親は2万バーツ=約6万6500円を、義理の娘の所に送り、お寺にも連絡をして、翌日に愛する息子の遺体が来るのを待っていました。
ところが、遺体も義理の娘もやって来ません。従弟が亡き男性の携帯に電話をしてみると・・・。
「ハロー」
「え、お前、生きてるじゃないか!」
「あ、やべえ!」
「もしもし、もしもし!くそっ、切れてる!」
この一件、実はタチャウイット・ジャンニュー(Tachawit Janngiw)とその妻が仕組んだイタズラ詐欺だったのです。
当然、葬儀は中止。家族は新たに6万バーツ=20万円を払う羽目になりました。
彼らは家族を騙すだけでなく、フェイスブックにタチャウイットの死亡を告げる投稿もアップ。タチャウイットの鼻に綿を入れ死体に見せかけた写真も掲載していました。
真実が明らかになると、周囲の人々の怒りが爆発!
学校時代の友人で、フェイスブックで死亡を知ったAさんは花輪まで送っていました。そして事実を知ると、
「お前と一緒に学校に行った事を恥じるよ、糞野郎!2度と俺の前に姿を見せるな!」
と投稿。
またタチャウイットの他の友人は、彼は嘘の常習犯なばかりか手癖が悪い事も暴露しています。
「職場の同僚が寺に寄付するために用意していた金を盗んだんだよ!」
この事件は地元メディアで大きく報じられましたが、ある有名弁護士は「彼は詐欺と虚偽の情報をネットにアップした罪で最高16万バーツ=約53万円の罰金及び(又は)最高10年の刑に処される可能性がある」とコメントしています。
Source:Cannel 3,Amarin TVいつも当サイトをご愛読頂きありがとうございます!今、ブログ村でのランキングのアップを目標にしています。恐れ入りますが、画面の左下の「このブログに投票」を押していただけますでしょうか?ご協力ありがとうございます!
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