
チャイニーズ・ニュー・イヤーに入りましたね。タイでは普通の正月である1月1日、旧暦の中国正月、4月中旬のタイの正式な正月であるソンクラ―ンと3回も正月あります。めでたいのは良いんですが、ちょっと多過ぎですよね?
そのチャイニーズ・ニュー・イヤーのお祝いの中、ある珍商品がニュースになっています!
*中国系ファミリーの旧正月の伝統
韓国から進出しているレストランチェーンの「ボンチョンチキン」が、数週間前、チャイニーズ・ニュー・イヤーに合わせた期間限定商品を売り出しました。アヒルの形をしたフライド・チキンでお値段は688バーツ(約2,400円)。
旧正月中、家族や親せきで集まり、先祖の零を祀るのが中国系ファミリーの習慣だそうです。その際、アヒルや日本と同じように長寿祈願で麺を食べたりするそうです。
それに合わせた今回の商品、「ボンチョンチキン」がフェイスブックに告知を出すと、すぐにインターネット世界で反応があり、1万件以上もシェアされました。
「旧正月に蒸したアヒルやチキンを食べるのはウンザリしてたから、このフライドチキンは大歓迎だよ」
「先祖の霊がこの新しいお供えに満足するかは分からないけど、子供たちは絶対に喜ぶと思うわ」
・・・などコメントもポジティブな物が多く投稿されました。しかし!
*グロテスク過ぎるチキン!
話題を呼んだ「ボンチョンチキン」の限定商品。チャイニーズ・ニュー・イヤーが始まり、予約注文をした各家庭に届けられました。期待に満ちて箱を開けた所、
その中にあったのは…。
「広告写真の物と現物がまるで違うわ!ママでさえ、怒っているわ。救いはお祝い用の金の小さなシートと麺はちゃんと付いていた事」と、注文主の一人であるルサリン・ラートポジャマニーさんは苦情をフェイスブックに投稿。
一緒に掲載された写真を見ると、恐竜の赤ちゃんの化石のような気持ち悪い物体が!「ボンチョンチキン」の広告のかわいらしいアヒルの形とは全くに違います!
地元メディアのココナッツ・バンコクのインタビューに対し、ルサリンさんは「息子がボンチョンチキンが好きだから注文してみたの。確かに『この写真は広告用です』って書いたあったけど、これは違い過ぎでしょう!」と答えています。
同じようなコメント寄せているのはルサリンさんだけではありません。
「ソーシャルディスタンスで良かったわ。これを見たら、おばあちゃんが恐怖で震えが止まらなくなっていたでしょう」
ルサリンさんのコメントを見た「ボンチョンチキン」は、茶色はソースの色から来ていると説明、代替品を送ると言いましたが、彼女は断ったそうです。
チャイニーズ・ニュー・イヤーが始まった早々の事件でした。
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