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*バンコク近郊で大昔のクジラの化石発見
バンコクの西12キロの所にあるサムットサーコーン県。バンコクとサムットソンクラーム県、ラーチャブリー県、ナコーンパトム県に囲まれています。ターチン運河がタイランド湾につながり、そこに沿って塩田が広がっています。タイ人は昔の名前のマハチャイと呼ぶこともあります。
そんなお土地柄らしく、面白い物が発見されました。
3,000~5,000年前のクジラの化石です。地元のメディアのMGRオンラインによると、現在、炭素検査中でもっと詳しい年代の特定をしているそうです。
天然資源環境省のヴァラワット・シルパアーチャ(Varawut Silpa-archa)さんはニタリクジラに似た種のようだと推測しています。
現在、タイランド湾に約50匹のニタリクジラが生息しているのが確認されています。
「タイの海が数千年に渡って自然の動植物に溢れていた事の証拠です」
化石の頭蓋骨は3メートル、長さ12メートルの骨も確認されています。クジラの全体の80%の化石が発見されているそうです。
*パタヤの廃墟コンドを強制撤去
世界的ビーチリゾートであるパタヤ。バンコクから車で2時間程と近いので、行った事がある方も多いと思います。コロナの影響で外国からの観光客がいなくなり、一時は経済的にどん底状態だったパタヤですが、地元客が訪れて少しづつ活気を取り戻しているようです。
パタヤに観光に行った際、ラン島行きフェリー乗り場があるバリハイ埠頭から丘の上に建つ大きなコンドミニアムをご覧になった事がないでしょうか?
すごく目立つ建物ですが、実は廃墟ビルです。
建設が半ばまで進んでいた2014年、市が検査をした所、火災の際の非難装置やエレベーターの仕様が提出された設計図と違う事を発見。
それだけではなく、実は建物の高さが法律の定める以上だった事も発覚。また市民からパタヤ・ヒルからの景観が損なわれると苦情も出ていました。
いろいろあって、工事はストップしています。
パタヤ市長のソンタヤ・クンプルーム(Sonthaya Khunplume)さんは「長年の間市民から撤去の要請が出ている。撤去を速やかに行い、その費用はコンドミニアムの所有会社に請求する」と述べています。
このコンドミニアム、イスラエル系のデベロッパーが所有しています。彼らは法律に沿う形で建設を見直したい、撤去が行われると会社が破産すると主張、裁判所に訴えています。
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