運河沿いの道で座り続ける一匹の犬。彼はじっと運河の水面を見つめていた。
そして、時々、小さく鳴いた。
「くんく~ん、ご主人様、早く水から出てきてください。ワタシは心配です・・・」
しかし、返事はない。
犬は運河に落ちた飼い主をずっと待ち続けるのだった。
…バンコクの西隣にあるサムットサコーン県。ここにタイ版の忠犬ハチ公のような犬がいます。
飼い主である トラック運転手のSomchai Pusuwanさん(48)が運河に落ちた後、彼を待ち続けていたのです。犬と一緒に飼い主のサンダルが岸にあったのを見た近所の人がレスキュー隊に電話、到着後、運河の中の捜索に取り掛かりました。30分後、飼い主の遺体を発見。
近所の人は前日からSomchai さんの姿を見ないので、おかしいなと思っていたそうです。1人暮らしで、とても優しい人だったのですが、ただ毎晩酒に溺れては、他の県で暮らす妻と子供たちがいないので寂しいとぼやいていたそうです。
警察はSomchai さんが酒に酔って運河に落ちたと推測しています。現在、遺体を解剖して調査中です。
・・・いやあ、やっぱり犬って愛情深いですね。犬好きとしては、こういう話を聞くと、ウルウルしちゃいます。
タイの人も犬好き多いですよね。アパートで(本当は規則でいけないんだけど)小型犬を飼ってるのをよく見かけます。
ただ、先日お伝えしたように、ペットから感染する狂犬病の発生率が高くなっているので、ワンちゃんたちと接するのは避けた方が賢明です。これが辛いんですよね~。かわいい子みたら、撫でたり遊んだりしたくなるじゃないですか?
今は、ワンちゃんと触れ合えるドッグカフェもあるので、そういう場所でストレス解消するって手もありますけど、そちらも100%安心か分からないですからねえ…。
ワンちゃんや猫に噛まれたり、ひっかかれた時は狂犬病の注射を必ず受けるようにしてください。
Source:T News
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