最近、タイや他のアジアの国々でベッグパッカー(「Beg(物乞いをする)」と「backpacker」を合わせた造語)がよく話題になっています。
ジャグリングやダンスなど自慢の技で稼ごうとする正統派もいれば、座ったまま芸とも言えない事をして金をせびろうとしたり、「自国に帰る金がない」と泣き落としをしたり、自分の身体的欠陥をネタにするあくどいベッグパッカーもいます。最も悪評が高いのはドイツ人のベンジャミン・ホルス(29)。自分の片足が肥大化して不自由な事からタイの人々の同情を受け、寄付金が集まりましたが、その金(約5万バーツ=約17万円)をパタヤのバーなどで豪勢に使っていたのです!その上、それを追及されると「寄付を出した奴がバカだ」と逆切れ。ホルスは同じような行為を他の東南アジア諸国でも行っていて、今、多くの国で入国禁止になっています。
同じように物乞いをして、ネット上でバッシングを食らっているタイ人がいます。
コラーピン・タプティム・クルーリアパンプーディット( Koraphin “Tubtim” Khrueaphanphudit)さんは3万人以上のフェイスブック・フォロワーを持つネット・アイドルです。
お金持ちの家柄らしく、日本や香港への海外旅行先での写真もフェイスブックにアップしています。
そのコラーピンさんがフェイスブック上に「ベンツを買うための頭金にするから、フォロワーは1人1バーツ(約3.3円)ずつ寄付してくれませんか?」と書いたのです。
これには彼女のフォロワーも怒りました。
「彼女は今年の物乞いナンバー1だ!」などネットでの書き込みが集中、コラーピンさんはすぐに「私の経験不足による間違った行いを心から謝罪します。お金を送ってくるのは止めてください」と謝罪をしました。
しかし、この謝罪に対し、「経験不足という言い訳は子供ならできる。しかし、外車を買おうとしたり、海外へ頻繁に旅行するような大人が言う事ではない」と再びバッシング。
コラーピンさんの姉によると、彼女は今回の件でひどく落ち込んでいて、メディアへのインタビューにも応える事はできないという事です。
また、2016年にタイで制定された「物乞い禁止条例(Beggar Control Act)」違反として法的に追及される恐れもあるそうです。
コラーピンさんの悩める日々はまだ続きそうです。
Source:Khaosod English
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