コロナ禍最大の危機を迎えているタイ・・・先行きが全く見えないように思える中、実業家たちは「アフターコロナ」を考え、色んなビッグ・プロジェクトを進めています。
*メガ・バンナーからメガ・シティへ
バンコク郊外にある大型ショッピングモールの「メガ・バンナー」。現在、IKEAなど400を超えるテナントが入り、800台もの駐車スペースを持っていますが、これを新たに「メガ・シティ」という更なる大きさの商業スペースへと改造中です。ショッピング、エンターテインメントなど様々な施設が入る670億バーツ(約2,10億円)を投資する一大プロジェクトです。
プロジェクトの中心であるSFディベロップメント社によれば、今後14年をかけて段階的に施設を増やしていくそうです。新たに5つ星ホテルやオフィスビル、5万棟ものコンドミニアムなどの居住施設も建設されます。また、展示イベント施設や会議場、学校なども作られる予定です。
同社のトーマス・マルムバーグさんによれば「メガ・シティは単なるションピングのためだけではない、新たな空間となって人々を呼び寄せる筈です」と語ります。
*有名バーチャル・ゴルフ施設もオープン予定
また、最近、バーチャル・ゴルフ施設の「トップゴルフ」が東南アジアで初となる支店をメガ・シティ内にオープンする事を発表しました。
「トップゴルフ」はスポーツバーのような雰囲気の施設で、初心者から上級者まで自分のレベルに応じた難易度で架空のコースでのプレイをエンジョイ出来ます。3階建てのビル内の敷地面積は4万7,000平方メートルにもなる広さです。98のコーナーを持ち最大600人を収容出来るそうです。
アメリカやイギリス、オーストラリア、UAEに70の支店を持つ「トップゴルフ」はメガ・シティを皮切りにタイでの支店を増やす予定だそうです。
*他のバンコクのビッグ・プロジェクト
この他にも、バンコクで進んでいるビッグ・プロジェクトが幾つかります。
TCCグループが中心の「ワン・バンコク」はラマ4世通りの16.7ヘクタールの広大な敷地に商業ビルやコンドミニアム、公園などを集めた総合複合施設で、2022年に第一段階のオープンが予定されています。
CPN社がデュシト・ホテルの跡地に建設中の「デュシット・セントラル・パーク」はホテル、高級居住施設、ショッピングモール、公園が揃います。
コロナ後のバンコクの光景が、ますます変わっていきそうですね。
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