タイの地元メディアで報道されていた「そんなことある?」という驚き事件をご紹介します!
作った覚えのない建物で罰金刑?
タイの中西部にあるカンチャナブリ県。周りをターク県、ウタイタニー県、スパンブリー県、ナコーンパトム県、ラチャブリー県に囲まれています。県西部はミャンマーと国境を接しています。映画「戦場に架ける橋」の舞台となった泰緬鉄道が観光地として有名ですね。
そのカンチャナブリ県で起きた土地を絡んでややこしい事件が起き、現在も進行中です。
ことの始まりはパイラートさん(45歳。ファミリーネームは明かされていません)が、去年の12月、地方自治体から手紙を受け取ったことから始まります。それには「建築許可を出していない建物を作っている罪で罰金を科す」と書かれてありました。
そんな建物に覚えのないパイラートさんが調べてみると、自分の所有するラッヤー副地区の442平方メートルの土地にいつの間にか2棟の家が建っているのを発見!それを建てたのがカネッチャヤ・ジッタパチャヤジューンさん(50歳)ということを確認、事情を聞いたことろ、「間違えた土地に家を建ててしまいました」とのこと。
土地の位置を間違えた!
カネッチャヤさんは親類から土地を購入、相手から「ここだ」と場所を示されました。彼女はそこに2棟の家の建築を業者に依頼。証書発行のため自治体に赴いて確認したところ、今回の間違いに気が付きました。
マイペンライ(問題ない)気質のタイ人とはいえ、あまりに適当過ぎますよね・・・。
そして、カネッチャヤさんはパイラートさんにそのエリアの平均的土地価格である30万~40万バーツ(116~154万円)を土地の代金として支払おうとしましたが、パイラートさんは200万バーツ(約775万円)を要求。カネッチャヤさんはパイラートさんに値下げをお願いしましたが折れてはくれません。
パイラートさんとしては、精神的ダメージを含めた慰謝料の意味もあるのではないでしょうか?
そんな中、パイラートさんは地元メディアをその土地に招いて自分の身に降りかかったトラブルを語りました。
また、ラッヤー副地区の区長であるワラコーン・スーサーンさんは「パイラートさんに対する罰金の支払いは猶予しています。とにかく役員たちが事件を調査して結論を出すまで建設をストップして待つようにと両者に伝えています」と地元メディアに説明。
三つ巴のややこしい土地トラブル事件、どんな風に解決するのでしょうか?
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