タイの漫画の歴史100年を紹介した本

他の世界の国々と同じようにタイでも日本の漫画は大人気です。お馴染みのワンピースも各企業とコラボしてよく製品のパッケージになったり、エアポートリンクの車両を飾っていたりします。

でも、タイの漫画はどうなんでしょうか?あまり見かけませんよね。そんな中、タイの漫画の歴史を知りたいという人にピッタリの本が出ているようです。

タイの漫画100年を紹介

ベルギー人の漫画評論家のニコラス・ヴェルスタッぺンさん(Nicolas Verstappen)の著作「タイ漫画の芸術:コマと縞模様の1世紀(The Art of Thai Comics: A Century of Strips and Stripes)」は100年に及ぶタイの漫画の歴史について紹介した本です。副題の「コマ」は漫画、「縞模様」はタイの国旗にかけているのでしょう。

ニコラスさんは「タイの東大」と呼ばれる名門のチュラロンコーン大学のコミュニケーション・アート学科で教鞭を取りながら、5年をかけてこの著作を執筆しました。

彼によると、1920~1970年代にかけてタイの漫画は大きな影響を人々に与えていましたが、その後顧みられなくなったそうです。そのため、当時の漫画その物が虫に食われたり洪水被害に遭うなどしてちゃんと保存されていないのが現状だとか。

政治を風刺して人気に

1930年年代にはタイ漫画のキングと呼ばれるプラユーン・チャンヤウオンさん(Prayoon Chanyawongse)が政治の腐敗を作品を通して風刺したり、1950年代にはランチャックさん(Langchak)がスーパーマンとキャプテンマーベルを足して2で割ったようなヒーローを登場させたり、ローン・ラチャブーミさん(Rong Ratchabhumi)さんがミッキーマウスのような悪役を主人公にした漫画を描いたりしたそうです。

また1970年代に活躍したトリアム・チャッチュンポーンさん(Triam Chachumporn)は優れた描写で彼の故郷であるイサーン(タイ東北部)の生活を漫画作品にしていたそうです。

「私の著作がタイの漫画に世界の人々が目を向けるきっかけに少しでもなってくれれば幸いです」とニコラスさんは述べています。

「タイ漫画の芸術」はリバーブックス(River Books)から出版されていてバンコクの書店やインターネットで入手可能です。日本のアマゾンでも注文出来るようです。

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