コロナ危機が起きて、タイでの衛生に対する日々の対処は大きく変わりました。新感染者が激減した今でも、ショッピングモールやコンビニなどに入る時はマスク着用、体温検査と、最近ではQRコードによるスキャンが当たり前になっています。
そんな中、モンクット王工科大学ラートクラバン校のスチャタヴィー・スワンサワット教授率いるチームが、タイを代表する「文化」の一つと言える屋台を、衛生的に食事が提供出来るような設備を備えた新型に改良しメディアに発表しました。
5月13日の発表会で披露させた「新型屋台」は、ステンレスのキッチンスペース、流し台、空調、ライト、汚れた水を貯めておくタンクなどが一台に備えられています。タンクを使うことで汚水をそのまま下水道に流さずに済みます。
また、電気のコンセントを繋げられるようになっていて、どこでも屋台を使えるようになっています。もちろんバッテリーでの使用も可能です。
スチャタヴィー教授は「タイの屋台文化に革命を起こせると思っています。衛生面を考えれば、シンガポールのホーカーズのように屋台をどこかの建物に一か所に集めてしまう事も出来ますが、タイのシンボルの一つである路上の屋台を残したいのです」と述べています。
この日、一台5万5,000バーツ(約18万7千円)の新型屋台が7人の屋台店主に手渡されました。
応募者2,000人の中から、新型屋台を、飲食の衛生環境の向上のために使うことが出来ると判断された7人です。キャッシュレス対応ができる能力がある事も選考の基準になりました。本物のお金の受け渡しより衛生的だからです。
今回のプログラムは、健康省とキャッシュレス・サービス会社がスポンサーになっていて、プロトタイプの7台を基本として、今後、軽量化や価格の低下などに取り組んでいく意向です。
COMMENTS
コメントはまだありません。