タイ国内での新規感染者1万人超えが続く中、ワクチン接種も進まず、伝統療法に頼る人々が増えています。
そんな中、北部の農家が伝統療法に使う植物の栽培で突然の高収入を得ています。
*料理などで使われるハーブがコロナに効く
タイの北部にあるナコーンサワン県。周りをカムペーンペット県、ピチット県、ペッチャブーン県、ロッブリー県、チャイナート県、ウタイターニー県、ターク県に囲まれています。県名はタイ語で天国の都市を意味します。県内でピン川とワン川、ヨム川、ナーン川が合流し、バンコクまで続くチャオプラヤー川を形作っています。観光名所として、国内で最も大きい淡水湿地のブン・ボーラペット、仏陀の足跡のあるワット・ワラーナット・バンポットなどがあります。
この地方の名産品の一つがオオバンガジュツ(タイ語ではクラチャイ)です。中国と東南アジア一帯に分布していて、薬用また料理用のハーブとして使われてきました。
今、オオバンガジュツにコロナの症状を抑える効果があるという噂があり、その需要が急激に増しているのです。
*値段が大幅に急上昇
そのため、オオバンガジュツの値段が高騰。これまで季節によって変化がありますが1キロ30~80バーツ(約100~270円)ぐらいで取り引きされていた物が、120バーツ(約400円)かそれ以上へと跳ね上がっています。
当然、値段の高騰に伴い、農家の収入もアップ。
ナコーンサワン県のバーンマクラ地区に住むウイチアン・スーチヤローンさんは家族で長年オオバンガジュツを育ててきました。彼の家には毎日のように仲買人がやって来てある物を全部買っていくそうです。結果、ウイチアン一家はオオバンガジュツの販売だけで1日当たり5,000~7,000バーツ(約1万6,750~2万3,450円)も得ているそうです。そのため、ウイチアンさんはオオバンガジュツを育てる畑の面積を増やす計画を立てています。
実際の効果については、現在、タイ伝統医学医薬研究所がマヒドン大学と共同で、オオバンガジュツから抽出した2つの成分がコロナ・ウイルスに対抗するかの研究を行っています。
タイでは、オオバンガジュツ以外にも、ファー・タライ・チョン(センシンレン又はサンビロートというキツネノマゴ科の植物が原料の伝統薬)がブームになっています。きっかけは、タイ伝統医学医薬研究所が300人の軽度のコロナ患者がファー・タライ・チョンのおかげで回復したと発表した事で、結果、各地で争奪戦になっています。
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