長引くコロナ禍により、世界の経済が低迷。ここタイでも状況は同じくです。業績を上げているのはフード・デリバリーなど宅配関係・・・と思っていたら、意外な業界が売り上げを伸ばしていました。
*フルーツの輸出が伸びる
タイに住んでいて嬉しいのは、日本では結構な値段がするトロピカルフルーツが超安く食べられる事。マンゴーも最盛期なら市場で1キロ30バーツ(約105円)くらいで買えたりします。
実は売り上げが伸びたのはフルーツ輸出業界です。何とタイは世界で7番目のフルーツ輸出量を誇っているんです。「ナショナル・ニュース・ビューロー(National News Bureau)」の発表によれば、今年1~2月のフルーツの輸出高が前年の同時期に比べて107%の伸びだったそうです。僅かな成長率ではありますが、他の業界が前年比で大幅に激減している事を考えると凄いですよね。
現在、タイは18か国とフルーツについての自由貿易協定を結んでいて、今年1~2月の売上高は4億6,100万ドル(約504億円)にもなりました。その主たる輸出先はオーストラリア、チリ、中国本土、香港、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポールなどです。同じような気候だと思うインドネシアやマレーシアにも輸出しているのは、これらの国ではあまり収穫出来ないフルーツがあるからでしょうか?ちょっと気になります。
そして、人気のフルーツのトップは「果物の王様」と呼ばれるドリアン、次いでマンゴー、「果物の女王」のマンゴスチン、ロンガンとなっています。
*ドリアン人気は嬉しいが不安も
特にドリアンの輸出は好調で、前年比で14%も伸びています。コロナ禍で悲しいニュースばかりの中、久々に明るい内容のニュースなのですが、ドリアン農家の人々には不安もあるようです。
価格的にも高く取引されるドリアン、中国へのフルーツ輸出の稼ぎ頭で、タイから輸出されるドリアン全体の73%も占めています。しかし、コロナの影響がここにも出てくるのではないかと農家は心配しています。
というのも、2021年初頭に中国政府が「チリ産チェリーを検査した所、コロナの汚染が発見された」と発表し、価格が大下落したからです。ドリアン農家は同じ事が自分たちにも起こるのではないかと気が気ではありません。
中国でのドリアン人気は高く、今年1~2月の輸出量は57万5,000トンにも上りました。もしコロナ汚染が発見され、それがストップされたり価格が下がったら、農家にとって確かに深刻な事態になりますね・・・。
第3波が早く収まる事を祈りましょう!
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