バンコク都庁が運河の改造計画を進めているというニュースが地元メディアのバンコク・ポストで紹介されていました。
水の都の面影は今やなく
昔、東洋のベニスと呼ばれたバンコク。イタリアのベニスのようにチャオプラヤ川を中心した運河が街中に走り、それを利用した水運産業で栄えていました。今、チャオプラヤ川沿いにあるテーマ型ショッピングモールのアジアティック・リバーフロントはその当時使われていた倉庫地帯を改造したもので、敷地内にその面影を残す展示もまだあります。
しかし、今や、その運河は怪しげな色と臭いに満ちた汚い物へと変貌しています。運河を走るボートバスに乗られた経験のある方はその汚さをご存知でしょう。
歴史的運河の中期長期に渡る改造計画
BMA(バンコク都庁)は、そんな運河とそれ沿いの景観の改造計画を進めていて、アサウィン・クワンムアン都知事は「現在、クローンパドゥンクルンカセム運河の4.48キロの改築工事を進めている」と発表しました。
クローンパドゥンクルンカセム運河は、1851年、王宮やワットポーなどのある歴史地区のラタナコーシン島から北と東に走る運河として登場しました。バンコクの歴史と深い関わりを持つ運河ですね。
まずはチヤローン・サワット橋からファランポン地区にあるカサットスーク橋までの1.25キロの区間を改装。ファランポン地区にあるカサットスーク橋の歩道の改装は2021年内に終わり、翌年から他の工事も進めていきます。
その後、タラート・ノイやボーベー、ナンローン、官庁街、テベスなど5つのゾーンを順番に長期に渡って改装していく予定だそうです。
他の運河も改装が進む
バンコクの他の39の運河の河岸の歩道も改装されます。同時に植樹も歩道沿いにされるそうです。
運輸局も運河を走る電気式ボートのルートを、現在のクローンパドゥンクルンカセム運河だけでなく他の運河にも延ばしていき、CCTV(監視カメラ)の設置台数も増やすと発表しています。環境面も安全面でも改良が進んで行きそうです。
また、来週金曜(10月15日)から、改装中だったオンアン運河の歩道が週末のみ金曜~日曜の午後3時~8時まで開放されます。屋台の許可も出たので、運河沿いの散策を楽しむ人々で賑わいそうです。
外国人観光客の受け入れが進む中、運河がバンコク観光の新しい目玉になるかもしれませんね。コロナ禍で大打撃を受けた観光業界を含めたタイの復興のために一役買いそうです。
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