
プーケット島の初の電車であるライト・レール計画が迷走を続けています。そして、ついに、もう計画をギブアップしようという動きが出ています。
*思うように進まないライト・レール計画
プーケット島で初の試みであり、「渋滞緩和や観光客のスムースな移動を可能にする」と地元政府が推し進めていたライト・レール計画。プーケット空港を出て、パトンビーチなど島の北と南の主要な場所を回る全長42キロの路線が予定され、総工費は350億バーツ(約1,200億円)になる計画でした。
もともと、プーケット島の住人たちからは支持を受けていませんでした。何故なら、実際には「予定されている路線は観光客にとって意味がない」からです。
予定路線は、パンガー県のタヌーンをスタートし、サラシン橋を渡ってプーケット島へ入り、空港を通り、島の東海岸のプーケットタウン、南端のチヤロンサークルという物です。しかし、観光客のほとんどは島の西海岸へと向かうのです!観光客のスムースな移動を謳っているのに、このルートを使うであろう観光客は全体の5%程度になります。その上、空港~プーケットタウンの行き来にはすでにバスルートがあるのです。
巨額の費用と工事期間を使い、税金の無駄使いになるだろうと言われていました。
こういった状況を受け、MRTA(The Mass Rapid Transit Authority of Thailand=タイ大量高速輸送局)からルート変更などを要求され計画は中々進みませんでした。
*今度はバス・システムで挑戦だ!
そんな中、プーケット島の運輸局長官は、ライト・レール計画以外の公共交通案として、スマート・バス・システムの導入について詳細な調査をする事を命じました。
スマート・バス・システムは運転手のいない自動バスを使用、ライト・レールに比べて152億バーツ(約527億円)も費用が安く済むそうです。また鉄道工事をする場合は完成まで3~5年もかかり、その最中に交通渋滞を悪化させますが、スマート・バス・システムは現在ある中央分離帯を利用するので工事も最低限で済むと言います。今回の変更案は、MRTAのアドバイスによるものです。
迷走するプーケットの公共交通システムですが、利用者としては早く結論を出して欲しいですよね。そして、出来る事なら、コロナ禍が収まった頃には電車でもバスでも何でも良いので空港から安く素早く移動出来る足が欲しいです。
こういった公共工事、大きなお金が動く事から、ライト・レール計画もその関係でスタートした物ではないでしょうか?どこの国でもあるように・・・。



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