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タイで自動販売機のセールスが好調、理由はコロナ

タイで自動販売機のセールスが好調、理由はコロナ

コロナ禍で日常生活は一変しましたよね。リモートワークになったり、そこからデリバリービジネスが急成長産業の核になったり。

そんな中、タイの日常生活に新たに入り込んできている物があります。「自動販売機」です。

自動販売機がブーム

地元メディアのバンコク・ポストによりますと、コロナ感染を恐れる人々は何とか人と接触せずに買い物をしたいと思っていて、そのことから自動販売機のセールスが伸びていると報じています。

サン・ベンディング・テクノロジー(Sun Vending TechnologySVT)社の副社長のピットスヌ・チョックワタナーさんは、同社の2021年の最初の9か月の業績は11%の伸び率で、売り上げは14億5,000万バーツ(約50億円)になったと言います。

ピットスヌさんはタイ全土で今年末には1万4,600台を設置、それを2023年には2万台まで増やそうと目論んでいます。

工場や倉庫の設置が増加

同社の主たるターゲットは工場や倉庫だそうです。コロナの第3波で工場にバブルアンドシール措置が取られた時、そこで働く人々は外で買い物が出来ず、自動販売機で買い物をする習慣がついたことで製品の販売量が伸びたそうです。

また、自動販売機での買い物の仕方についても変化があり、本物のお金を使わないEペイメントでの購入が地域によっては50%を超えるということです。コロナ禍前は5~10%程度だったにも関わらずです。硬貨や紙幣に触れるのを嫌がっている人が増えているからですね。

業績が好調なことから、同社はタイ北部と東北部地方を担当する2つの新しい支社をランパーン県とウドンタニ県に新たにつくるそうです。

このSVT社ですがサハ・グループの傘下にあります。同グループはティアム・チョクワタナーさんが1942年に創業、工業団地運営、製造、小売りなど幅広い分野でビジネスを行っているタイの4大財閥の1つです。

工業団地が近く日本人在住者が多いシラチャーの開発に力を入れていて、日本人学校シラチャーに土地を寄付していたり、日本企業との合弁を積極的に進めていたり(ライオン、ワコール、イトキン、セコム、グンゼ、ツルハホールディングス等々)と日本との関わりが深い財閥です。

SVT社の自動販売機、私もちょくちょくショッピングモールで見かけていました。

白と赤が基調の目立つ柄ですよね。それ以外にも、最近、よくショッピングモールなどで自動販売機を見かけますがコロナの影響だとは知りませんでした。

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