
辛さ、酸っぱさ、甘さなどがミックスされた味が特徴のタイ料理。ですから、タイの人たちは一般的に濃い味付けを好みます。
そんな中、タイの保健省と税務課が新しい税制について議論を交わしています。この新しい税は「塩を含む食品」に課せられる物だそうです。今回の税制はタイ人の塩分の取りすぎを防ぐことがその背景にあります。
税務課の関係者によると、税金は塩の含有量に応じて課せられ、今年末までには経済省のトップに法案を提出予定だということです。
この税は冷凍食品や缶詰、インスタント食品などに課され、スナックや調味料などには適用されないそうです。
もし経済省から承認された場合、1~2年を製造業者に猶予として与え、より塩分の少ない商品を開発販売させることになるそうです。
WHO(世界保健機関)と国連は、塩分の高い食品に対して税を課すことを各国に推奨しています。その理由は、塩分の取りすぎの食生活が腎臓や心臓の病気、がん、高血圧症などを引き起こす原因となるからです。
一方、タイ工業協会の関係者は、「タイ国民の健康のために政府には全面的に協力したい」としながら、「人々はそれぞれに違った食習慣を持っていて、税を課すことより、塩分の取りすぎなど控える健康的な食生活を啓蒙する事の方が大事なのでは」と述べています。
そして、「この税制がタイの食品輸出の競争力を低めることになるかもしれません。また中小企業にとっては特に打撃でしょう。新たな商品の開発やパッケージの作り直しなどに多くの資金が必要ですから」と経済面でのマイナスポイントも指摘しています。



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