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バンコクの映画の殿堂、スカラ座が2020年末に閉館

バンコクの映画の殿堂、スカラ座が2020年末に閉館

バンコクの映画好きに悲しいニュースが届きました!

バンコクで唯一の単館劇場として存在していたサイアムのスカラ劇場が閉館を発表したのです。

1969年に建造された座席数1,000の大型劇場で、イタリアのスカラ座から名前を取っています。同劇場を運営するApexグループ(日本の芸能会社とは別物)は、以前、他にも3つの単館劇場を持っていました。サラチャラームタイ劇場は1989年に取り壊し、サイアム劇場は2010年に火災を機に閉鎖、リド劇場は2018年に閉鎖(その後、複合アートスペースとして復活)しています。

他のタイの映画館と同じように、コロナ感染拡大予防のため、スカラ劇場も一時的な閉鎖をしていましたが、今回、土地契約が切れる2020年末を持って歴史に幕を閉じることをApexは発表しました。今年末までは特別上映会などを行うそうです。タイのフィルムアーカイブ(映画保存協会)と共同で、クラシックな名作映画の上映などを行うんでしょう。それはそれで楽しみですが・・・。

昔はバンコクにも沢山の単館劇場がありましたが、TVに押されて次々と閉館。そして、ショッピングモールの中のシネマコンプレックス(シネコン)が追い打ちをかけました。そして、今回のコロナです!

バンコクでは6月1日から映画館も営業可能になっていますが、映画館側は「上映する映画がない」、「劇場内の飲食が禁止のため、大きな収入源である飲み物やポップコーンが販売できない」など苦境に立たされています。

Netflixなどインターネットで映画を視聴する方が普通になってきてしまいましたが、やっぱり映画は映画館の大きなスクリーンで大音響で観たいです!スマホの小さな画面は悲し過ぎます!

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