タイで邦人を巻き込まれる典型的な事件の一つに、「見せ金詐欺」があります。

以下のような手口です(在タイ日本大使館のHPから)

『中東系犯罪グループによる、通称、「見せ金詐欺」という手口による窃盗犯罪があります。(中略)まず、声掛け役の犯人、主に男性ですが、親しげに、「日本人ですか? 今度、日本に行きます。1ドルは日本でいくら位ですか？その前に日本のお金見てみたい。OK? 」等と英語と日本語を交ぜながら近づいて来ます。

うっかり、財布を渡してしまうと、相手が、「これが日本のお金ですか?」等と言って、会話をしている内に、その男性の知り合いと思われる男性が1、2人現れます。実は、この男たちが、被害者の視界を遮り、財布からお金を抜き取ります。』

今回、私もこの手口に遭遇しました！９月中旬の週末、BTSトンロー駅に近い7-11で買い物をして出て来ると、アラブ系の男が声をかけてきました。

「来月日本に行くが季節は良いのか？何を見れば良いのか？」などと英語で少し話した後、「そういえば日本の札はどんな物なんだ？見せてくれないか？」と言ってきました。

ここで大使館の注意を思い出し、さようならしたのですが、少し離れて振り返ると、他のアラブ系の男と2人でこちらを見ているのに気づきました。

この手口、本当に許さないと思うのは、日本人の善意につけ込んでいる点です！「日本に興味を持っている外国人を助けてあげよう」という優しい気持ちを悪用しているじゃありませんか！それも、わざわざ中東からやって来てタイで悪さをしているなんて。

日本大使館によると、 主な発生場所は「シーロム通り、スクムビット通り、スカイトレインの駅周辺、深夜の繁華街、日本人が利用するスーパーマーケット」だそうです。

私の友人はプラトウーナムのマックスバリューの店内で話しかけられました。

在タイ日本大使館のHPには、これ以外にも邦人が巻き込まれやすい事件の例が沢山掲載されているのでタイに来る前に一読しておくと良いと思います。