
コロナ禍の影響による不況のせいか、最近、タイでドラッグ絡みの事件が多い印象を受けます。地元メディアで報道されたドラッグ関連の珍ニュース2つをご紹介します。
*ドラッグ所持で逮捕された男に・・・
タイ南部にあるナコーンシータマラート県。周りをソンクラー県、パッタルン県、トラン県、クラビー県、スラトターニー県に囲まれています。仏舎利が納められたワット・プラ・マハタート・ウォラマハーウィハーンなど多くの寺院があり、南部での仏教の中心として有名です。また山と海に豊かな自然を楽しむ事が出来ます。
このナコーンシータマラート県に住む33歳の男Aが逮捕されました。
その日、Aはバイクで道路を走っていて、前方に警察がいるのを発見、慌てて方向を変えて来た道を戻り始めました。
「行動が怪しすぎる・・・」と警察はAを追い、バイクを停めさせました。署に連行した所、ドラッグの一種であるメタンフェタミンを10錠所持していました。それを買った帰りにちょうど捕まったのです。
所持品を調べている際、警察はAのIDを見てある事に気づきました。何とその日はAの誕生日だったのです。
逮捕後の夜、警察はAのためにロウソクを立てたミニケーキを用意、ハッピーバースデイの歌も歌って祝ってあげました。
Aはありがたくロウソクの火を消し、「本当にありがとうございます!刑務所から戻ったら、ドラッグから足を洗います」と感謝したそうです。
この感激のシーン、地元メディアのタイラートのユーチューブ版で観る事が出来ます。
*警察とかくれんぼのつもり?
同じくナコーンシータマラート県で起きた事件です。ドラッグ販売をしている家があるという通報を受けた警察が駆けつけました。そこにドラッグディーラーと2人のティーンエイジャーがいた筈なのですが、気づかれて逃げられてしまいました。
1人のティーンエイジャーを家の隣のドリアン畑で見つけた後、警察は諦めずに付近を1時間ほど捜索。執念の甲斐あって、ドラッグディーラーのサクリン・ピットチャラー(34歳)が大きな壺の中に身を潜めているのを発見しました。残りの1人のティーンエイジャーは見つかりませんでした。
警察の実証見分中、壺から身体を出して、「見つかちゃったよ~」と照れ臭そうに笑うサクリンの写真が地元メディアのパタヤニュースで紹介されています。自らドラッグを服用していたためでしょうか、悪びれたり困ったという様子が全く見られません。
サクリンとティーンエイジャーは署へ連行され、今後、罰を科せられます。



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