
アメリカの警察官による黒人殺害から発展した人種差別問題。世界各地で抗議活動が行われたましたね。ここタイでもデモがありました。
肌の色に関する差別に関して、世界が敏感になっている状況の中、驚くべきニュースが飛び込んできました。
*ミス・タイランドの政治的発言
バンコクで9月20日に開催された「ミス・タイランド2020」の決勝戦。優勝者はラヨーン県代表の22歳のパチャラポーン・チャンタラパディット=ナムさんに決定しました。パチャラポーンさんは120万バーツ(約400万円)の価値のある王冠、コンドミニアム、自動車、その他総額600万バーツ(約2,000万円)の商品を獲得しました。
このパチャラポーンさんが、優勝決定前の質疑応答で行ったスピーチの内容が騒動のきっかけになりました。現在、各地で行われている現政権に対する抗議活動について聞かれ、こう彼女は答えました。
「心の底から、私は抗議側に立ちます。私たちは自分たちの見解を表示する権利があります。そして、私たちはタイにとって最も良い事を望んでいます。私は現政権に対して言いたいことがあります。もし、あなた方がこれをタイだと呼ぶなら、本当の民主主義を人々に与えてください。そうでないなら、この国から出て行ってください」
*ネットユーザーたちからの差別発言
これに対し、現政権支持のネットユーザーから反感の差別的表現に満ちたコメントが殺到しました。
「お前、ニグロだろ」
「このイカスミ色の肌野郎は、頭イカれてる」
「この女は外見が醜いばかりではなく、行動も醜い」
「今まで私が見たビューティクイーンの中で一番醜い。アフリカ代表かと思ったわ」
「炭みたいな肌色野郎、お前、タイで何してるんだ?」
…などなどです。
*他の候補者も抗議活動を支持
しかし、抗議活動に対する支持を質疑応答で述べたのは、パチャラポーンさんだけではありませんでした。
「抗議活動をしている方々に言います。もし今日、この大会がなければ、私はあなたたちと一緒に抗議活動に参加しているでしょう。若者たちが政治に対して自分の意見を述べ、活動している事は悪いことではありません。彼らは、そこから起きる未来を生きることになるのですから」と二位になったパトゥムターニー県代表のインディ・ジョンソンさん。
「私が現政権に対して言いたいです。私たちが、今、民主主義を求める活動を
しているのは、あなたたちが国民のことを少しも考えてこなかった結果なのです」と三位のナコーンシータンマラート県代表のパチャプロイ・ルーンダルアンさん。
何故、パチャラポーンさんだけが差別の対象となったんでしょうか…。



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