
タイの地元メディアで報道されていた珍事件をご紹介します!
看護婦さん、元政治家にハラスメントを受ける
日本でも問題になっているセクシャルハラスメントやパワーハラスメント。ちょっと前も岐阜県岐南町の小島町長が女性職員へのセクハラを行った疑惑を持たれ、それに対し、「嫌と言ってもらえれば良かった」ととんでもない釈明をして世間の注目を集まりました。
タイでも同じ問題が起きているようです。一人の看護婦さんのソーシャルメディアへの投稿が話題を呼んでいます。
看護婦のAさんは、元政治家のBさんからハラスメントを受けていることをソーシャルメディアへ発表。ハラスメントだけではなく、それを上司に報告したにも関わらず、元政治家の方を重要視し、「その内何とかなるから」などと誤魔化してハラスメントを闇に葬ろうとしたとも書いています。
「私には上司や元政治家に対抗するお金も力ありません。正直、辞めることも考えました。こういったハラスメントを容認することで、多くの看護婦たちが退職する事態になっています。これまでもハラスメントを受けて我慢してきましたが、今回は容認することはできません」
看護師議会もAさんをサポート
Aさんの投稿をタイ看護師議会のメンバーであるサラワット・カッタワーンさんも読みました。そして、Aさんに対し次のようなアドバイスを送っています。
「もしまたハラスメントが起きた際はそれを記録し、警察で訴訟すべきです。加害者からの謝意を求めようとするよりも。また上司の対応が変わらないようなら、職場を変えるのも一つの手段でしょう」
サラワットさんは看護師の権利は尊重されるべきで、看護師議会としてAさんの訴訟をサポートする旨を表明しています。
公共交通機関利用の女性3分の1がセクハラ被害
少し前のデータになりますが、パンデミック前の2017年にSafe Cities for Women Networkが発表した調査によると、公共交通機関を通勤や通学などで日常的に利用しているタイ人女性の3人に1人がセクハラ被害に遭っているという結果がでています。被害はいやらしい言葉をかけられる、のぞきや視姦、身体を触れられるなど多岐に渡っています。
また公共交通機関の中で運賃が最も安いバス車内でのセクハラの発生率が最も高いという結果もでています。
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