タイの健康促進協会が同協会がタイ国内のギャンブルの状況について報告をまとめました。
その発表によると、全人口の57%に当たる約3千42万ものタイ人がギャンブルをしているそうです。今回の調査は、タイの77全県の15歳以上の4万4千50人を対象に行われました。前回2017年に行った同じ調査での結果より149万人増加していました。
15~18歳の若年層では、この世代の20.9%に当たる73万3千人がギャンブルをしています。続く19~25歳が46.3%に当たる305万人となっています。
またシニア層もギャンブル好きで、60歳以上の42.2%に当たる335万人が賭け事をしています。
タイでは政府の行う公的宝くじがあって人気です。バンコクの街中でも、ケースに宝くじセットを入れて肩から下げて売って歩く人々の姿をよく見かけますよね。
また「あそこで拝むと当選する!」という噂が立つと、みんなが押し寄せる人気スポットになったりします。タイのイサーン(東北部)のヤソートーン県にあるチ*コを形をしたアリ塚に祈った男性が何と連続で15回も当選、聞きつけた人々も、このアリ塚に拝みにやって来ると、ある女性が30万バーツを当てたというニュースを以前お伝えしました。
公的宝くじの他、闇のカード賭博、スポーツ賭博などがあり、中でもサッカー関連の賭けが最も人気で1,605億バーツもの売り上げがあるそうです。
WHO(世界健康機構)はギャンブル依存を精神的病気の1つと定義していて、タイの健康促進協会はこの状況を憂いています。
ちなみに、日本は世界一ギャンブル依存症者が多いとも言われていて、ある統計では成人人口の約4.8%に当たる536万人という結果も出ています。
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