タイアゲニュース

おもしろタイニュース&衝撃バンコクニュース

タイ警察官のユニフォームが変更予定

タイ警察官のユニフォームが変更予定

タイの警察官の新しいユニフォームの導入が検討されています。どこが変更されるかというと・・・。

*90年代のラッパーみたい?

上から始めましょう。帽子は軍人がかぶるような格式ばった物から、野球帽のようなキャップ形へと変更。

現在のシャツは茶色ですが、新しいシャツの上部は茶色、下部は黒色で汗がすぐに乾くような素材で出来ています。防弾チョッキなどを着用した時などのためです。また方には収納ポケットがあります。

ここまでズボンとシャツについて、地元英語メディアのザ・タイガーは「90年代のラッパーみたいだ」と揶揄しています。

胸に鉄製の警察バッジを付けていますが、これも布製に変更されます。警察バッジのギザギザで怪我をする警察官がいるためという事です。そんなにバッジは尖っているのでしょうか?実物を見たり触ったりした事がないので分かりませんが、少し不思議です。

そして、ズボン。ベルト式ではなく、伸縮可能な素材で出来ているので、お腹が出ている警察官でもきつくありません!

拳銃のホルスターや手錠などのガジェットを保管するユティリティベルトはまるでバットマンのようで恰好良いです。

最後に靴ですが、軍隊式のガッチリした物から、もう少し履き易いブーツに変わっています。

*現在、タイの警察官がテスト着用中

この新しいユニフォームは5月7日から、チャクラワット地区・バンイーカン地区・ブカロー地区の3つの警察にテスト用に配布され、着心地や機能性を10日間試しています。そのコメントを委員会が集約し、警察長官に提出して決定が成される予定です。委員会は一般の人々の意見も考慮の対象に入れたいとしています。

10日、現地メディアのためのファッションショー(?)のため3地区の警察署から10人の警察官が集まって写真撮影に臨みました。

新しい制服の1着の費用は2,000バーツ(約7,000円)。各警察官の年間の制服代から賄われます。

*「外見より中身が大事」

警察長官のソンプラソンさんは「この新しい制服で警察の機動力が上がるだろう」と述べています。

新しい制服に自信と意欲満々のようですが、一方、このような意見もあります。

ランシット大学の犯罪学の教授であるクリサナポーン・プータクーンさんは「新しい制服は機動力を確かに与えてくれそうです。しかし、一番大事なのは各警察官がどのような行動をするかです。制服を変えても人々から信用を勝ち取れなければ意味がありません」と指摘しています。

警察官による不祥事や贈賄が多いタイ。教授の意見は的を得ていますね。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

Return Top