
「子猫ちゃん、カワイイな~。ほら、ミルクだよ」
「父ちゃん、飲まないよ」
「変だな~、それに、この子やたら大きいなあ」
「普通の子猫の二倍ぐらいありそうだね」
そこにやって来た近所に住むソンチャイさん(仮名)。
「おい、これただの猫じゃねえぞ!スナドリネコだ!勝手に飼ってたら捕まるぞ!」
「ひえ~~~」
―タイ南部のチュムポーン県で、国連の絶滅危惧種に指定されている珍しいスナドリネコの赤ちゃんが保護されました。スナドリネコは熱帯・亜熱帯地域の河川や沼沢地に生息。人間が住処となる沼沢地を開拓しているため、個体数が減少しています。
英語名 はFishing Cat で、その名前の通り、泳ぎが得意で魚を捕ります。そのため、日本名も「漁をする」という意味の「漁(すなど)り」になっています。
ちなみに、ラッコが主人公の漫画「ぼのぼの」(いがらしみきお)にもキャラクターとして出てきます。
今回の保護のきっかけは、ある農家の住人から保護団体への電話でした。
「自分のヤシの木農園で見つかったと言っていました。数週間、ペットとして飼っていた後、それが違法だという事を知り、私たちに連絡してきたようです」と保護団体の職員は語ります。
赤ちゃんはメスで生後数か月、栄養が足りていない状態でした。
「農民はキャットフードやミルクを与えていたようですが、赤ちゃんは食べなかったようです。歯がすでにあり生肉を食べさせてなければならなかったのです」

赤ちゃんはキュートですが、やはり野生の子。素早くて、抱っこをする事はできず、職員のグローブを食いちぎったりしているそうです。
「私はこの仕事を20年していますが、スナドリネコを実際に見たのは初めてですよ」とフォレスト・レンジャーの一人は驚いています。
「このままだと、私の子供や孫たちはスナドリネコの姿を一度も見る事はないでしょうね」
赤ちゃんは体調を戻し、リハビリを行った後、野生に戻されるそうです。
Source:Khaosod English



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