コロナ危機から脱出しつつあるタイ。しかし、飲食店を始め様々なジャンルのビジネスが大きな打撃を受けました。
そんな中、人気のない通りをフードデリバリーのバイクだけが行きかい忙しくしていました。
一人勝ちしたのはフードデリバリー業界だけ、かと思いきや、他にも売り上げを増大させている業界がありました。それは、インスタントラーメン業界です!
自宅待機中、簡単に作れて、安く食べられる食事としてインスタントラーメンの売り上げが伸びたのです。確かに、非常事態宣言の初期にはスーパーやコンビニのインスタントラーメンの棚が結構品薄でした。安い値段の物から無くなっていましたね。
また、タイの海外への輸出も増大。タイ商業省によると、インスタントラーメンの輸出量は前年比で11%も増加しているそうです。初めて知りましたが、タイは世界で三番目のインスタントラーメン輸出国だったのです!ちなみに、一番は中国、二番は韓国です。
ただ、このインスタントラーメンの輸出国ランキングには、日本の企業が現地に進出し、地元で生産している物はカウントされていません。現地日系企業メーカー製を含めればもちろん「日本」が一番だと思います。
タイからのインスタントラーメン輸出の最大のマーケットは東南アジアの周辺国。全輸出の半分を消費しています。最大の得意先はカンボジア、次にミャンマー、ラオス、ベトナムと続きます。これらの国々でもコロナ対策で隔離対策が取られ自宅にこもらざるを得ず、同時に収入減から安いインスタントラーメンの消費が伸びたことが、タイからの輸出の拡大に繋がったのでしょう。
世界がコロナで危機に陥る中、日本から生まれたインスタントラーメンが人々を救う手助けの一つになっているというのは日本人として誇らしいですね!
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