
物事には何でも2面性がある。ある物事を「良い」ととらえるか「悪い」ととらえるかは人次第・・・そんな風なことを思わせる事件が起きました。
タイのイサーン(東北地方)のブリーラム県タサケーオ県、ナコーンラーチャシーマー県、コーンケン県、マハーサーラカーム県、スリン県に囲まれ、カンボジアとも国境を接している県です。クメール王朝時代のパノムルン遺跡とサッカーチームのブリーラム・ユナイテッドFC- ブリーラムが有名です。
事件が起きたのはブリーラム県です。
副知事、首を刺される!
バンダーン警察署に事件の通報があり、現場へ駆けつけた所、プラサート地区の副知事のスリヤ・ナンタシンさん(66歳)が首を刺され大量に出血していました。
スリヤさんは現在病院の緊急治療室で手当を受けていて、容体はまだ分かりません。
警察は現場でウイラポン・ユンラム(42歳)を逮捕。ウイラポンは犯行後、現場にそのまま立って警察を待っていたそうです。
「俺は悪者ではないヒーローだ!」
事情聴取に対し、ウイラポンは「副知事が政府からの予算を自分の懐に入れているのを知って今回の事件を起こした」と供述しています。
そして、「自分はヴィラン(悪者)ではない、ヒーローだ」とも言っているそうです。
知事のチャワナコーン・プラユーンメタさん(27歳)は「公用で副知事と一緒に出向いていました。そこにウイラポンが現われ、ニコニコしながら副知事に近づいてきたのです」と当時を語っています。
そして、副知事の後ろにやって来ると、首を片手で絞め、もう一方の手に持ったナイフで背中を刺したそうです。
精神障害の可能性も
ウイラポンの叔父に当たるポーンテップ・ウイキットワリンさんは「甥は精神的障害を負っていた可能性があります。ドラッグ乱用の罪で刑務所に入っていて、やっと昨年出てきたばかりです。ドラッグの影響で精神に異常をきたしていたのではないでしょうか」と語っています。
ポーンテップさんによると、ウイラポンはよく「腐った政治家共をすべて殺してやりたい」と言っていたそうです。
ウイラポンは懲役6か月から10年また1万~20万バーツ(約4万~80万円)の罰金が科せられ、スリンさんの病状の悪化次第では更に刑が重くなるとされる予定です。
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