最近、いろいろな宅配サービスが勢いを伸ばしていますよね。オレンジ色がマークのKERRYを筆頭に各社がしのぎを削っています。そんな中、相も変わらなく評判が悪いのがタイの郵便局であるタイランド・ポストです。
そのタイランド・ポストが、タイのイサーン(東北部)にあるサコンナコーン県に住む女子高校生のAさんに悲劇をもたらしました。
夢の奨学金をゲット!でも・・・
サコンナコーン県はノーンカーイ県、ナコーンパノム県、ムックダーハーン県、カーラシン県、ウドーンターニー県に囲まれています。日本の青森県とだいたい同じ大きさです。県内にはノーンハーン湖があって、リゾート地として人気です。
大学に進学したいけれど、家が貧乏でそのお金がないAさん。サコンナコーン県にある大学の看護学科に奨学金を申し込んでいました。
その返事を待ちわびている中、やっと大学から手紙が届きました。その内容はAさんが審査を通過し奨学金を得られるというものでした!
しかし、書類をよく見ると、申請が必要で、その期限日はすでに2週間も過ぎているではありませんか!
今度は封筒をチェックすると、投函されたのは何と3週間以上も前だったのです!
人々は郵便局の遅配に不満一杯
夢だった奨学金を郵便局の遅配のせいで失ったAさん。この悲劇をフェイスブックページに書きました。
「どうして、タイランド・ポストの配達はこんなに遅いの?奨学金を得るチャンスが無くなってしまったわ」
この投稿は900回以上もシェアされ、1900回以上のリアクションを得ました(現在、Aさんはこの投稿を削除)。
コメントも多く寄せられ、タイランド・ポストの配達能力について嘆いています。
「配達が来ないから、自分で郵便局で取りに行っているよ」
「国際便が届くのに1か月以上もかかったわ!郵便局のスタッフは2週間で届くと言ったのに」
今回の事件を受け、タイランド・ポストは自分たちのフェイスブックページでAさんに謝罪、「遅配の原因について調査を進めています」と発表しています。
また「トラッキングナンバーや保証のない手紙の場合、追跡するのは困難だ」とも述べています。
これでは、他の新興宅配会社のサービスに顧客が走るのも無理はないですね。
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